ブルーのおまじない
ポメリー
ポメリーとの出会いはクリスマスのホテルだった。
ロビーの一角にあったディスプレイの中に、キラキラ輝く宝石のような
ブルーのシャンパンボトルを見つけて一目惚れした。
その場でブランドの担当者と会話をして後日お会いする機会を得た。
互いに描く未来のスケッチが重なり、初のプロジェクトが始まった。
シャンパンボトルのパッケージデザイン。
ペアグラスとミニサイズボトルがセットされた結婚式、披露宴、記念日のための商品。
ポメリーの本社があるヨーロッパでは花嫁の幸せを祈る「サムシング・フォー」という「おまじない」がある。
それは結婚するときに花嫁が4つのものを身につけると幸せになるというもの。
Something New:何か新しいもの。未来への旅立ちのために。
Something Old:何か古いもの。過去への感謝の気持ちを込めて。
Something Borrow:何か借りたもの。周囲からいつも愛されるために。
Something Blue:何か青いもの。青は純潔を意味する。
サムシング・フォーにポメリーのブランドカラーであるブルーを合わせて
「サムシング・フォー 〜ポメリーブルー」というコンセプトのもとパッケージデザインは完成。
その世界観をショーウインドーや展示ブースなどに連動させてプロモーションを展開した。
夢が叶う、幸せを祈る。
シャンパングラスが奏でる祝福の音が教会の鐘の音に聞こえる。
歳月をかけて誕生するシャンパンとポメリーブルーの想いが結実したウェディングプロジェクト。
Client : Vranken Pommery Japan Co.,ltd.
Agency : Mercian Co.,ltd.
Creative Director : Keisuke Unosawa
Art Director : Keisuke Unosawa
Graphic Designer : Keisuke Unosawa
Creative Agency : Venus Spring Inc.



